| キロオクテット (ko) | オクテット (octet) |
|---|---|
| 1 キロオクテット | 1000 octet |
| 2 キロオクテット | 2000 octet |
| 3 キロオクテット | 3000 octet |
| 4 キロオクテット | 4000 octet |
| 5 キロオクテット | 5000 octet |
| 10 キロオクテット | 10000 octet |
| 20 キロオクテット | 20000 octet |
| 25 キロオクテット | 25000 octet |
| 50 キロオクテット | 50000 octet |
| 100 キロオクテット | 100000 octet |
| 基準 | キロオクテット (ko) | オクテット (octet) |
|---|---|---|
| A plain text message (160 characters) | 0.16 ko | 160 octet |
| A three-minute MP3 | 3000 ko | 3000000 octet |
| A smartphone photo | 4000 ko | 4000000 octet |
| A high-definition film | 4000000 ko | 4 × 109 octet |
| A dual-layer Blu-ray disc | 50000000 ko | 5 × 1010 octet |
キロオクテット は、1000 オクテット、したがって 8000 ビット にあたる デジタル 情報の単位です。記号は ko です。日ごろ 使う蓄えの単位のうち もっとも 小さく、20 年 のあいだ、計算機 の容れられる量ぜんたいが この単位で語られていました。
1 キロオクテット は、記号 のない 文 なら 1000 文字、およそ 200 語、1 頁 の 3 分の 1 ほどを持ちます。短い手紙の 素 の 文 の ファイル は 数 キロオクテット です。いまの計算では、これほど 小さいものは ほとんど ありません。文書 作成 の 道具 が作る 空 の 文書 でさえ すでに 数十 キロオクテット です。その形式が、文 の まわり に 体裁 と 書体 と 付帯 の 覚え書き を抱えているからです。
この単位の歴史のうえの重みは、言い過ぎることが むずかしい ほどです。アップル II は 4 キロオクテット の記憶で出荷され、コモドール 64 はその 64 から名を取り、IBM の最初の 個人 用 計算機 は 640 を扱えました。表 計算、文書 作成、絵 と 音 のある 遊戯 といった、ほんとうに 込み入った プログラム が、この数のなかに収まるように書かれたのです。それには、いまでは ほとんど 消えた 律し が要りました。
10 進 と 2 進 の 取り違え が始まったのも キロオクテット でした。番地 づけ が 2 進 なので、記憶は 1024 オクテット の 単位 で来ましたが、誰もが それを 1 キロオクテット と呼んだのです。円盤 の作り手は ほんとうの 1000 で数えました。ふたつ の慣わしの差は 2.4 パーセント で、この大きさでは 取るに足りません。しかし 同じ ずれ は 段 ごとに 積み重なり、テラオクテット では 10 パーセント に達します。
IEC は 1998 年、キビオクテット を 1024 オクテット と定め、キロオクテット を きっかり 1000 に残して、この あいまいさ を解きました。基本 ソフト の受け入れかたは まちまち です。ほんとうの キロオクテット で ファイル の大きさを告げるものもあれば、ko と書きながら いまも 1024 で割るものもあり、いまでは 正しく Kio と書くものも わずかに あります。
この単位が いまも 日ごとに 現れるのは、通信の 手順 と、網 の上の小さな 部品 の大きさです。頁 の 体裁 の 紙、絵記号、証明書、設定 の ファイル、データベース の 索引 の 頁 は、みな キロオクテット で測られます。ほとんど の 処理装置 の標準の記憶の 頁 は 4 キビオクテット で、雑談 なら 4 キロオクテット と言って差し支えありませんが、計算では いけません。
1 キロオクテット は、1000 オクテット、8000 ビット、8 キロビット、あるいは およそ 0.9766 キビオクテット に等しくなります。
オクテット は、ちょうど 8 ビット にあたる デジタル 情報の単位です。記号は octet で、その名は 8 つ の 一組 を意味する ラテン語 から来ています。蓄えられた データ の ほとんど が この単位で数えられます。なぜ バイト ではなく オクテット と呼ばれるのかは、知っておく値打ちがあります。
バイト は もともと、機械が 1 文字 を収めるのに使う ビット の数であり、その数は決まっていませんでした。初期の計算機は 6 ビット の バイト を使い、7 ビット のものも、9 ビット のものもありました。1964 年 の IBM システム/360 が 8 に定め、その商いの成功が 8 を あたりまえ にしましたが、バイト という語は、あいまいさが危うい仕様のなかでは、機械ごとに変わる古い意味を残したのです。
そこで 通信網 の世界は オクテット を採りました。ある 手順 の規格が 見出し の 欄 を 4 オクテット と書けば、世界のどの読み手も それを 32 ビット 以外には読めません。IETF が出す インターネット の規格が どこでも オクテット を使うのは まさに このためで、フランス語 や ルーマニア語 などは この語を ふだん の言い回しにも取り入れました。ですから フランス で売られる ハードディスク は ギガオクテット で測られます。
8 ビット は 256 通り の値を持ちます。だからこそ 多くのものが 256 きざみ で現れるのです。色の 経路 は 0 から 255 まで。IPv4 の 番地 は 4 オクテット で、0 から 255 までの 4 つ の数として書かれます。もとの ASCII の 文字集合 は 7 ビット を使い、1 つ を空けていました。あとに続いた いくつもの 8 ビット の拡張は、その空いた ビット を それぞれ 別の 文字 の組で埋めました。Unicode が やがて 取り替えた 混乱 が これです。
いまの 文字 の 符号化 も オクテット で数えます。UTF-8 は、記号 のない ラテン 文字 に 1 オクテット、ヨーロッパ の多くの 記号付き 文字 と ギリシャ 文字、キリル 文字 に 2 オクテット、中国語 と 日本語 と 韓国語 に 3 オクテット、残りに 4 オクテット を使います。だからこそ 同じ ひとこと でも 言語 によって 占める大きさが変わり、オクテット で測った長さの 上限 は 文字数 の 上限 ではないのです。
蓄えられる量、ファイル の大きさ、記憶、通信網 の 中身 は、いずれも オクテット かその 倍数 で示されます。伝送の速さだけが例外で、毎秒 ビット で示されます。ふたつ の慣わしのあいだの 8 倍 という差が、この分野でもっともよくある取り違えの もと です。
1 オクテット は、8 ビット、0.008 キロビット、あるいは 0.001 キロオクテット に等しくなります。