| 基準 | 平方フィート (sq ft) | デシアール (da) |
|---|---|---|
| A sheet of A4 paper | 0.671345 sq ft | 0.006237 da |
| A tennis court | 2807.23 sq ft | 26.08 da |
| A football pitch | 76854.3 sq ft | 714 da |
| One hectare | 107639 sq ft | 1000 da |
| Central Park, New York | 36704935 sq ft | 341000 da |
平方 フィート は、144 平方 インチ、すなわち 0.092903 平方 メートル にあたる面積の単位です。記号は sq ft、ときに ft² とも書きます。1 辺 1 フィート の正方形の面積であり、英語圏の全域と、それ以外はすっかり メートル法 になっているいくつかの土地で、不動産を売り買いし賃貸するときの単位です。
その住みかは不動産です。アメリカ と 英国 の住まいは床面積の 平方 フィート で売り出され、商業用の床は 1 平方 フィート あたり年いくらの賃料で貸されます。建物や都市を比べるときの決まったやり方です。1 寝室の集合住宅はおよそ 500 平方 フィート、家族向けの一戸建ては 1500 から 2500 平方 フィート、事務所の机 1 つは通路の取り分を含めて 150 から 200 平方 フィート と見積もられます。
その及ぶ範囲は、ふだん ヤード・ポンド法 を使う国々の外にも広がっています。インド の集合住宅は、ほかのすべてで メートル法 の国でありながら 平方 フィート で売られ、香港 も住戸の広さと価格を同じやり方で示します。その結果、1 平方 フィート あたりの金額として世界でも指折りの高値が生まれます。どちらも、メートル法 化の前に不動産市場がこの単位を採り入れ、そののち変える理由がなかったために生き延びたのです。
建設の職種は、材料と能力の両方にこれを使います。北 アメリカ では床材、じゅうたん、タイル、石膏 ボード、断熱材が 1 平方 フィート あたりで値づけされ、屋根には 100 平方 フィート にあたる スクエア という独自の 倍量 があり、空調は処理する床の 1 平方 フィート あたりの 英国 熱量単位で容量を決めます。ヨーロッパ の なめし 工場が 平方 デシメートル を使う場面で、アメリカ では革が 平方 フィート で売られます。
メートル法 への換算は正確ですが不便です。フィート がちょうど 0.3048 メートル と定められているので、1 平方 フィート はちょうど 0.09290304 平方 メートル、1 平方 メートル は 10.7639 平方 フィート です。どちらの数も覚えにくいので、換算された物件広告は、片方の体系では切りのよい数字、もう片方では中途半端な数字になりがちです。原文がどちらの単位で書かれたかを見抜く、確かなしるしになります。
その上では、土地は 4 万 3560 平方 フィート の エーカー へ移り、下では 144 分の 1 のところで 平方 インチ が引き継ぎます。100 ではなく 144 というこの係数こそ、ヤード・ポンド法 の面積の暗算を メートル法 より難しくしているものです。
1 平方 フィート は、144 平方 インチ、およそ 0.0929 平方 メートル、あるいは およそ 0.1111 平方 ヤード に等しくなります。
デシアール は、1 アール の 10 分の 1、すなわち 10 平方 メートル にあたる面積の単位です。記号は da です。1795 年の フランス の メートル法 の法が アール の まわり に築いた十進の階段を、下の センチアール と上の ヘクタール とともに完成させる存在ですが、そのどちらとも違って仕事を見つけられず、いまでは一族のなかでもっとも使われない一員です。
10 平方 メートル は思い描くのに苦のない量です。小さな浴室、質素な集合住宅のひとり部屋、あるいは駐車 1 台ぶんの 5 分の 4 です。物置小屋の床、市の立つ日に商人ひとりに割り当てられる場所、椅子を引いた大きな食卓の占める広さでもあります。大きさにわかりにくいところは何もありません。わかりにくいのは名前だけです。
うまくいかなかった理由は仕組みにあります。土地の登記は ヘクタール、アール、センチアール の 3 欄形式を採りました。段のあいだの係数は 100 で、これは面積のふるまいそのものです。長さが 10 倍になれば、2 乗して面積は 100 倍になります。アール の 10 分の 1 は 2 つの欄のあいだにあり、どちらにも属しません。だからどの登記簿も、そこに場所を用意する必要がありませんでした。
記号がさらに事を悪くします。国際単位系では da は 接頭語 デカ の記号です。ですから技術文書で da に出会った読み手は、それ自体をひとつの単位と見るより、dam や daN のような合成の書き出しと受け取るほうがはるかに多いのです。10 倍大きい デカール は daa と書きますが、これは少しも助けになりません。
この量に名前が要る場面でも、ふつうの メートル法 の書き方が難なく片づけます。10 平方 メートル は 10 m² と書け、1 デシアール より短く、説明も要らず、図面や契約書のほかのどの数値の隣にも正しく並びます。
つまりこの単位は、ほぼ換算表と、接頭語 の階段をひととおり通す教材のなかにだけ生き残っています。実際の文書のなかで出会えば、たいていその文書が古いか、古い原典からの訳か、測定を伝えるのではなく表を写しているかのしるしです。すぐに 平方 メートル へ直しておくのが安全な応じ方です。
1 デシアール は、10 平方 メートル、0.1 アール、0.001 ヘクタール、あるいは およそ 107.6 平方 フィート に等しくなります。