| ヨタオクテット (Yo) | オクテット (octet) |
|---|---|
| 1 ヨタオクテット | 1 × 1024 octet |
| 2 ヨタオクテット | 2 × 1024 octet |
| 3 ヨタオクテット | 3 × 1024 octet |
| 4 ヨタオクテット | 4 × 1024 octet |
| 5 ヨタオクテット | 5 × 1024 octet |
| 10 ヨタオクテット | 1 × 1025 octet |
| 20 ヨタオクテット | 2 × 1025 octet |
| 25 ヨタオクテット | 2.5 × 1025 octet |
| 50 ヨタオクテット | 5 × 1025 octet |
| 100 ヨタオクテット | 1 × 1026 octet |
| 基準 | ヨタオクテット (Yo) | オクテット (octet) |
|---|---|---|
| A plain text message (160 characters) | 1.6 × 10-22 Yo | 160 octet |
| A three-minute MP3 | 3 × 10-18 Yo | 3000000 octet |
| A smartphone photo | 4 × 10-18 Yo | 4000000 octet |
| A high-definition film | 4 × 10-15 Yo | 4 × 109 octet |
| A dual-layer Blu-ray disc | 5 × 10-14 Yo | 5 × 1010 octet |
ヨタオクテット は、1000 ゼタオクテット、すなわち 1 のあとに 0 が 24 個 つく オクテット にあたる デジタル 情報の単位です。記号は Yo です。いま 存在するもので ヨタオクテット で測られるものはありません。この単位は、世界が まだ 生み出していない データ の量を表しています。
人類 が持つ データ の総量は いま 数百 ゼタオクテット と見積もられていますから、世界は 最初の 1 ヨタオクテット への道の ごく わずか を歩いたにすぎません。この 20 年 の伸びの速さで いけば、その 敷居 は 今世紀 の 40 年代 の どこか で越えられるでしょう。もっとも この分野の 長い 見通し は、これまで 上 にも 下 にも 外れてきました。
物 としての 障り は 厳しいものです。いまの ハードディスク の 詰まりぐあい では、1 ヨタオクテット に 1000 億 台 ほどが要ります。いまの速さで作れば 何世紀 も かかり、動かすには 多くの国の 発電 が要り、収めるには 前例 のない 建設 の計画が要ります。数として ばかげて はいませんが、いまの産業の 土台 を はるか に 超えて います。
より 詰まった 蓄えの研究があるのは、ひとつ には この 天井 のためです。DNA による データ の蓄えは、人の手で 合わせた 遺伝 の 配列 に情報を写すもので、磁気 の 媒体 より 100 万 倍 も 詰まって います。1 ヨタオクテット の DNA なら、大陸 ではなく 一部屋 に収まるでしょう。読み書きは いまも 遅く 高く つきますが、この 詰まりぐあい の 言い分 こそ、この分野に お金 を集めつづけているのです。
ヨタオクテット は、誇張 と判明する 言い立て にも顔を出します。2010 年代 には、諜報 機関 が ヨタオクテット の大きさの施設を建てているという 報せ が ひろく 出回りましたが、工事 にも 電気 の 供給 にも 蓄えの市場にも 支え られていませんでした。何 についてであれ 1 ヨタオクテット という 言い立て は、世界の生産の合計と 突き合わせ られます。これは 役に立つ 律し です。
1991 年 から 2022 年 まで、ヨタ の 接頭語 は メートル法 の はしご の 頂 でした。だからこそ 憶測 の 言い立て の 自然な 単位だったのです。2022 年 の ロナ と クエタ の 追加 は、その上に さらに 3 つ の 桁 を与えました。それが なされた 理由の ひとつ が、データ の量が 古い 天井 に近づいていたことだというのは、いかにも 物語 っています。
1 ヨタオクテット は、1000 ゼタオクテット、1000 兆 ギガオクテット、8 ヨタビット、あるいは およそ 0.8272 ヨビオクテット に等しくなります。
オクテット は、ちょうど 8 ビット にあたる デジタル 情報の単位です。記号は octet で、その名は 8 つ の 一組 を意味する ラテン語 から来ています。蓄えられた データ の ほとんど が この単位で数えられます。なぜ バイト ではなく オクテット と呼ばれるのかは、知っておく値打ちがあります。
バイト は もともと、機械が 1 文字 を収めるのに使う ビット の数であり、その数は決まっていませんでした。初期の計算機は 6 ビット の バイト を使い、7 ビット のものも、9 ビット のものもありました。1964 年 の IBM システム/360 が 8 に定め、その商いの成功が 8 を あたりまえ にしましたが、バイト という語は、あいまいさが危うい仕様のなかでは、機械ごとに変わる古い意味を残したのです。
そこで 通信網 の世界は オクテット を採りました。ある 手順 の規格が 見出し の 欄 を 4 オクテット と書けば、世界のどの読み手も それを 32 ビット 以外には読めません。IETF が出す インターネット の規格が どこでも オクテット を使うのは まさに このためで、フランス語 や ルーマニア語 などは この語を ふだん の言い回しにも取り入れました。ですから フランス で売られる ハードディスク は ギガオクテット で測られます。
8 ビット は 256 通り の値を持ちます。だからこそ 多くのものが 256 きざみ で現れるのです。色の 経路 は 0 から 255 まで。IPv4 の 番地 は 4 オクテット で、0 から 255 までの 4 つ の数として書かれます。もとの ASCII の 文字集合 は 7 ビット を使い、1 つ を空けていました。あとに続いた いくつもの 8 ビット の拡張は、その空いた ビット を それぞれ 別の 文字 の組で埋めました。Unicode が やがて 取り替えた 混乱 が これです。
いまの 文字 の 符号化 も オクテット で数えます。UTF-8 は、記号 のない ラテン 文字 に 1 オクテット、ヨーロッパ の多くの 記号付き 文字 と ギリシャ 文字、キリル 文字 に 2 オクテット、中国語 と 日本語 と 韓国語 に 3 オクテット、残りに 4 オクテット を使います。だからこそ 同じ ひとこと でも 言語 によって 占める大きさが変わり、オクテット で測った長さの 上限 は 文字数 の 上限 ではないのです。
蓄えられる量、ファイル の大きさ、記憶、通信網 の 中身 は、いずれも オクテット かその 倍数 で示されます。伝送の速さだけが例外で、毎秒 ビット で示されます。ふたつ の慣わしのあいだの 8 倍 という差が、この分野でもっともよくある取り違えの もと です。
1 オクテット は、8 ビット、0.008 キロビット、あるいは 0.001 キロオクテット に等しくなります。