デカパスカル (daPa)

圧力の単位 · 国際単位系

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デカパスカル は、10 パスカル にあたる圧力の単位です。記号は daPa です。デカ は、ほとんどの場所で メートル法 のもっとも使われない 接頭語 ですが、デカパスカル は例外です。ひとつの臨床分野がこれを採り入れ、いまも保ち続けているからです。聴覚医学は、中耳の圧力を デカパスカル で測ります。

その検査は ティンパノメトリー といいます。探触子が外耳道をふさぎ、そのなかの空気の圧力を変えながら、鼓膜がどれだけ音を跳ね返すかを測ります。得られた曲線は、デカパスカル の圧力を横軸に描かれます。掃引は およそ プラス 200 から マイナス 400 までで、山の位置は、鼓膜がもっとも自由に動く圧力を示します。それがふつう、中耳そのものの圧力です。

この 1 枚の図が、たいへん多くの臨床の中身を運びます。山が 0 の近くにあれば、中耳は室内と同じ圧力であり、これが健康な状態です。山が マイナス 200 かそれより先へずれていれば、耳管がうまく圧を等しくできていないことを示します。山がまったくない平らな曲線は、鼓膜の奥に液体があることを示します。これらの所見はいずれも、デカパスカル の目盛りのうえの位置なのです。

この単位が選ばれたのは、気象で ヘクトパスカル が選ばれたのと同じ理由です。中耳の圧力は長く 水柱 ミリメートル で記録されており、水柱 1 ミリメートル は 0.98 デカパスカル です。ですから メートル法 の単位へ移っても、臨床の数値も、公表された基準範囲も、ほとんどそのままでした。数値を 2 パーセント 動かすだけの単位の切り替えは、現場が実際に受け入れられるものなのです。

聴覚医学の外では、デカパスカル はほとんど使われません。換気や建物の気密の試験は近い圧力で行われ、気密試験は 50 パスカル で走らせますが、これらの数値は パスカル で書かれ、それより上は ヘクトパスカル か キロパスカル に移ります。1 から 100 パスカル のあいだの すきま は、ほかに主のいないままです。

大きさの見当としては、10 パスカル は、そよ風が壁に及ぼす圧力、あるいは よく 密閉された廊下で 扉 が開いたときの両端の差にあたります。昇降機で 1 階ぶん上がるときの圧力の変化ともほぼ同じで、だからこそ高い建物では ときおり 耳を抜く必要が出てくるのです。

1 デカパスカル は、10 パスカル、0.1 ヘクトパスカル、およそ 1.02 水柱 ミリメートル、あるいは およそ 0.00145 ポンド 毎 平方 インチ に等しくなります。

デカパスカルの換算表

単位記号1 デカパスカルの値この単位1つの値換算ツール
ナノパスカルnPa10000000000 nPa1 × 10-10 daPaデカパスカルからナノパスカル
マイクロパスカルµPa10000000 µPa0.0000001 daPaデカパスカルからマイクロパスカル
ミリパスカルmPa10000 mPa0.0001 daPaデカパスカルからミリパスカル
センチパスカルcPa1000 cPa0.001 daPaデカパスカルからセンチパスカル
デシパスカルdPa100 dPa0.01 daPaデカパスカルからデシパスカル
パスカルPa10 Pa0.1 daPaデカパスカルからパスカル
ニュートン毎平方メートルN/m²10 N/m²0.1 daPaデカパスカルからニュートン毎平方メートル
ヘクトパスカルhPa0.1 hPa10 daPaデカパスカルからヘクトパスカル
キロパスカルkPa0.01 kPa100 daPaデカパスカルからキロパスカル
バールbar0.0001 bar10000 daPaデカパスカルからバール
メガパスカルMPa0.00001 MPa100000 daPaデカパスカルからメガパスカル
ギガパスカルGPa0.00000001 GPa100000000 daPaデカパスカルからギガパスカル
テラパスカルTPa1 × 10-11 TPa100000000000 daPaデカパスカルからテラパスカル
気圧atm0.0000986923266716 atm10132.5 daPaデカパスカルから気圧
ポンド毎平方インチpsi0.0014503773773 psi689.475729317 daPaデカパスカルからポンド毎平方インチ
キロポンド毎平方インチksi0.00000145037743897 ksi689475.7 daPaデカパスカルからキロポンド毎平方インチ
メガポンド毎平方インチMpsi0.00000000145037743897 Mpsi689475700 daPaデカパスカルからメガポンド毎平方インチ