| ビット (bit) | ゼビビット (Zibit) |
|---|---|
| 1 ビット | 8.47032947254 × 10-22 Zibit |
| 2 ビット | 1.69406589451 × 10-21 Zibit |
| 3 ビット | 2.54109884176 × 10-21 Zibit |
| 4 ビット | 3.38813178902 × 10-21 Zibit |
| 5 ビット | 4.23516473627 × 10-21 Zibit |
| 10 ビット | 8.47032947254 × 10-21 Zibit |
| 20 ビット | 1.69406589451 × 10-20 Zibit |
| 25 ビット | 2.11758236814 × 10-20 Zibit |
| 50 ビット | 4.23516473627 × 10-20 Zibit |
| 100 ビット | 8.47032947254 × 10-20 Zibit |
| 基準 | ビット (bit) | ゼビビット (Zibit) |
|---|---|---|
| A plain text message (160 characters) | 1280 bit | 1.0842 × 10-18 Zibit |
| A three-minute MP3 | 24000000 bit | 2.03288 × 10-14 Zibit |
| A smartphone photo | 32000000 bit | 2.71051 × 10-14 Zibit |
| A high-definition film | 3.2 × 1010 bit | 2.71051 × 10-11 Zibit |
| A dual-layer Blu-ray disc | 4 × 1011 bit | 3.38813 × 10-10 Zibit |
ビット は情報の基本の単位です。記号は bit で、その名は 英語 の binary digit、すなわち 2 進 の けた を縮めたものです。統計学者 の ジョン・テューキー が作り、クロード・シャノン が 1948 年 の論文『通信の数学的理論』で活字にしました。情報理論を打ち立てた仕事です。
1 ビット とは、同じ確からしさの ふたつ の 可能性 のあいだで ひとつ を選ぶことが運ぶ情報の量です。硬貨 が 表 か 裏 か、開閉器 が 開 か 閉 か、電圧 が 高 か 低 か。そのどれもが 1 ビット を決めます。この定めがあるからこそ、ビット は単なる書きかたの約束ではなく単位なのです。答えがどれだけの 不確かさ を取り除くかを測り、しかも問いが何についてであったかに左右されません。
シャノン の 洞察 は、それが数えられるということでした。同じ確からしさの 32 個 の記号からなる 文字体系 の便りは、記号 1 つ につき 5 ビット を運びます。32 は 2 の 5 乗 だからです。記号の確からしさが等しくないとき、たとえば ことば の 文字 がそうであるように、平均は下がります。素朴な数えと真の平均とのこの隔たりこそ、圧縮が食いものにするものです。よく圧縮された ファイル とは、あまった ビット が取り除かれた ファイル のことです。
機械のなかで ビット は物としての状態です。フラッシュ 記憶 の 浮遊 ゲート に閉じこめられた電荷、ハードディスク の 円盤 の上の 磁区 の向き、光 ディスク の くぼみ と 平ら、光 ファイバー のなかの 光 の 有無。どれも同じ抽象の量を写しており、だからこそ データ は失われることなく そのあいだ を移れるのです。
蓄えのなかで ビット が 1 つ ずつ数えられることは まず ありません。8 つ ずつ まとめて オクテット にされ、容れられる量は オクテット かその 倍数 で示されます。伝送は別です。回線 や 接続口 の速さは 毎秒 ビット で示されますから、毎秒 100 メガビット とうたわれる回線が届けるのは 毎秒 およそ 12.5 メガオクテット です。この ふたつ を取り違えることが、この分野ぜんたいで もっとも よくある計算違いです。
1 つ ずつの ビット がほんとうに数えられるのは、細かさと 幅 の仕様のなかです。8 ビット の色の 経路 は 256 段、10 ビット なら 1024 段 を持ちます。1 標本 16 ビット の音は およそ 96 デシベル の 幅 を持ち、24 ビット なら およそ 144 です。64 ビット の 番地 は およそ 1800 京 の場所に名を付けられます。いずれの場合も、ビット を 1 つ 足すたびに、見分けられるものが 倍 になります。
1 ビット は、0.125 オクテット、0.001 キロビット、あるいは およそ 0.0009766 キビビット に等しくなります。
ゼビビット は、2 の 70 乗 ビット、すなわち 1024 エクスビビット にあたる デジタル 情報の単位です。記号は Zibit です。ゼタビット の 2 進 の 相方 であり、いま ふたつ は 18.1 パーセント 違います。ほぼ 5 分の 1 です。
この 開き こそ、そもそも 2 進 の 接頭語 が必要になった理由です。キビビット では ふたつ の慣わしの差は 2.4 パーセント、丸め の 誤差 でした。ここでは その差が 大きく、間違った ほう を使う 文書 は、ただ 別 の量を告げていることになります。あとから どんな 前後 の 手がかり でも、この あいまいさ は なおせません。
1 ゼビビット は 147573952589676412928 オクテット、すなわち 128 エクスビオクテット です。この大きさのものは 存在しません。人類 が持つ データ の総量は 数百 ゼタオクテット、すなわち 1 ゼビオクテット 未満 です。ですから 世界の情報の 蓄え ぜんたい でも、2 進 の はしご の この 段 では まだ 1 単位 に届いていないのです。
この単位があるのは、IEC の 一連 が、当時 必要な ところ までではなく、まるごと 定められたからです。メートル法 が従うのと同じ 原則 です。どの 接頭語 も どの単位にも付き、その組み合わせが すでに 使われたか どうか は問いません。穴 のある体系は 例外 の表を求め、穴 のない体系は 規則 ひとつ だけを求めます。
ゼビビット が ほんとうに 現れうる ところ は、番地 の 広がり の計算です。2 の 70 乗 は 自然な 指し手 の 幅 ではありませんが、2 の べき の 倍数 と 分数 は、番地 づけ の どの 議論 にも通っており、何かに 70 ビット を 取り置く 仕組みなら、当然 この言葉で語られるでしょう。そうした仕組みは ときおり 提案 され、まだ どれ も必要とされていません。
記号 を読むことが 実際 の 技 です。Zibit は 2 進、Zbit は 10 進。18 パーセント も 離れて いれば、数値が 効く どの 文書 でも ふたつ は 取り替え られません。ある 出どころ が 説明 なしに ZB と書いたなら、どちら の つもり かを知る すべ はなく、正直 な 答え は、その数値を 5 分の 1 ほど 不確か と扱うことです。
1 ゼビビット は、1024 エクスビビット、147573952589676412928 オクテット、あるいは およそ 1.181 ゼタビット に等しくなります。